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先日、島根県美保関の馬着山に登ってきました。
初心者でも片道40分ほどの、登山というよりハイキングコースなので、
今のドラゴなら大丈夫かな?と思って。
最悪の場合は、夫が抱えて下りると・・・w
久しぶりの山の中、楽しくて仕方がない様子。
あまりはしゃぎすぎて苦しくならないよう、ゆっくり ゆっくり。




この日は、大山の裾野の端までしっかり見える良いお天気。
頂上からは、隠岐の島も双眼鏡なしでハッキリ見えるほど。
折角なので、下山後に灯台のある展望デッキのほうまで行ってみました。








東屋のある小さな芝生の公園があり、ここでも桜が満開でした。
右下の写真は、
1930年に与謝野鉄幹・与謝野晶子夫妻がこの地を訪れたおり、
残した歌が記した歌碑。
地蔵崎
我が乗る舟も
大山も
沖の御前も
紺青のうへ
与謝野寛(鉄幹)
地蔵崎
波路のはての
海の気の
かげろふとのみ
見ゆる
隠岐かな
与謝野晶子
子供心に、カッコイイ!!!!!と思ったものでした。。w
「人を恋ふる歌」
1 妻をめとらば 才たけて
みめ美わしく 情けある
友を選ばば 書を読みて
六分の侠気 四分の熱
2 恋の命を たずぬれば
名を惜しむかな 男ゆえ
友の情けを たずぬれば
義のあるところ 火をも踏む
3 汲めや美酒 うたひめに
乙女の知らぬ 意気地あり
簿記の筆とる 若者に
まことの男 君を見る
4 ああ われダンテの 奇才なく
バイロン ハイネの熱なきも
石を抱きて 野にうたう
芭蕉のさびを よろこばず
5 人やわらわん 業平が
小野の山ざと 雪をわけ
夢かと泣きて 歯がみせし
むかしを慕う むら心
6 見よ西北に バルカンの
それにも似たる 国のさま
あやうからずや 雲裂けて
天火一度 降らんとき
7 妻子を忘れ 家を捨て
義のため恥を 忍ぶとや
遠くのがれて 腕を摩す
ガリバルディや 今いかに
8 玉をかざれる 大官は
みな北道の 訛音あり
慷慨よく飲む 三南の
健児は散じて 影もなし
9 四度玄海の 波を越え
韓の都に 来てみれば
秋の日かなし 王城や
昔に変る 雲の色
10 ああわれ如何に ふところの
剣は鳴りを ひそむとも
咽ぶ涙を 手に受けて
かなしき歌の 無からめや
11 わが歌声の 高ければ
酒に狂うと 人のいう
われに過ぎたる のぞみをば
君ならではた 誰か知る
12 あやまらずやは 真ごころを
君が詩いたく あらわなる
無念なるかな 燃ゆる血の
価少なき 末の世や
13 おのずからなる 天地を
恋うる情けは 洩らすとも
人をののしり 世をいかる
はげしき歌を ひめよかし
14 口をひらけば 嫉みあり
筆を握れば 譏りあり
友を諌めて 泣かせても
猶ゆくべきや 絞首台
15 おなじ憂いの 世に住めば
千里のそらも 一つ家
己が袂と いうなかれ
やがて二人の 涙ぞや
16 はるばる寄せし ますらおの
うれしき文を 袖にして
きょう北漢の 山のうえ
駒立て見る日の 出づる方
おなじ憂いの世に住めば 千里のそらも一つ家 ・・・か。

おまけ。

Newドラグエ号☆
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